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無人通信

森のほねほねさんから無人通信

無人通信 8

とおくで真夜中の鐘がなるのをききながら
ぼくはよこになったままでテレビをみていて
わたしをだんざいせよ、いや、おれを断罪してくれよ、と思った
そのとき、ぼくにしがみついてはなれなかったり、ぼくがしがみついてはなさなかったりしたひとやものかげを、みんなすててやろうと思った
そして、すておいたひとからこぼれたみみだれの清い糸が、ぼくのくびをしめはじめると、くるしくて、くるしくて、ぼくはすぐに、くるしくてくるしくて、とひとにはなした
いきているほかに、ぼくにえらべるものはなかったのだけれど、そのことはぼくをどうしようもなく虫ばんだ
やぶれたかおで、けなげにひとはわらいかけ、ぼくはだれよりもきずついた